子ども主体の卒園式。子どものための卒業式。
昨日は息子の園の卒園式&卒業式に行ってきました。
開始前に卒園児&在校生の作品展を見ていたとき
ジブリの高畑監督が普通に作品を眺めていて驚いた。
アイヌの人間国宝の方や有名な音楽家の方などの来賓の面々。
そんな名だたる来賓たちを圧倒させる演技を魅せる
卒園児と在校生と卒業生たち。
世間の卒園式&卒業式とは全く違う空間。
小学生たちの合唱をBGMに卒園児達が入場。
普段は泥だらけな子ども達がオメカシをしてハニカミ笑顔。
でも足下はやっぱり裸足。
卒園証書授与。
一人ずつ園長に名前を呼ばれ大きな声で返事をして
ホールを半周ぐるっと練り歩きながら
園長先生の前まで行ったと思ったら
止まりもせずお辞儀もせず
先生から筒状の証書をバトンタッチのように
パッと受け取る。
それを聖火ランナーのように高く突き上げ
ホールのもう半周を練り歩きながら
保護者&来賓に成長の証を威風堂々と見せ
その姿に大きな拍手と涙が溢れる大人たち。
(これも大人がやらせているのではなく
子どもたちから自然発生した行動らしい)
証書授与が終わって退場したら
すぐに自分たちで手作りした民族衣装に早着替えして
様々な演技のライブがはじまった。
アイヌ民族舞踊
アイヌの歴史の劇
韓国伝統舞踊と演奏
高竹馬での鬼ごっこ
孫悟空を演じる雑技での身体能力の披露
全てはその日の子どもたちの
「これをやりたい!」を大人が察知して決めるらしく
流れは当日のその瞬間まで職員を含め誰にも分からない。
だから一つの演目が終わると
職員と父親スタッフたちが
一斉に大道具小道具をセットして
舞台を創り上げてしまう。
すごかった。
「僕ここまでできるようになったよ!」
という誇らしげな子どもたちの表情が
とても美しかった。