お弁当は持ち運ぶ食卓
この友人のお弁当。
キラキラし過ぎてなくて「いつもの食卓を箱に込めました」っていう、昔の日本のお弁当の良さみたいなのを感じる。
今のお弁当ってやたら見た目だけカラフルなのが主流な気がする。
「色さえ揃えりゃいいのかい!」みたいな。
(彩りは大事だけど目的はそこじゃない)
お弁当ってキラキラ感より、家庭から離れて周りに合わせてる中で、パッと開けたとき、
「あ、いつものお家のごはんだ」って家庭のあったかさに包まれて、自分のまんなかに引き戻してもらえるものがいい。
だから、いつもの母ちゃんの茶色いオカズや、残りもんや、貰ったお野菜、貰った果物なんかで十分。
それが至福だと思う。
見せるための、比較するための、お弁当じゃなくて。
恥ずかしくないように作るんじゃなくて。
本当の意味で心と身体を満たすものであったらいい。
それって普段の食卓。
団らん。
そこにあるお家ゴハン。
そのぬくもりを持ち運んでくれる凄い奴。
「お弁当」